みなさん、こんにちは。理学療法学科 教員の大塚 和宏です。
久留米リハでは、前期試験も終わり、後期の授業が始まっています。
今回は、理学療法学科・作業療法学科の3年生で、成績がぐんぐん上がってきたという学生さんにインタビューをさせてもらいました。
次第に、臨床実習や国家試験が近づいている中、彼らにどんな変化があったのでしょうか? |
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まずは、理学療法学科の学生さんからです。 |
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大塚: |
今回、これまでと比べて成績も上がってきたいましたね。おめでとうございます。 まずは、感想はいかがでしたか? |
学生A: |
どの教科も難しかったです。深いなと思いました。ここまで聞いてくるとは思わなかった、という程でした。 |
学生B: |
僕は、これまで勉強をしてなかったわけではないですけど、達成感は一番大きかったですね。(勉強を)やった分だけ反映されるという自信がつきました。 |
大塚: |
何か勉強方法など変えたことはありましたか? |
学生A: |
変えたことは特にはないです。しいて言えば、比較的時間は取れたんじゃないでしょうか。これまでバイトをずっとしていましたけど、3年の前期でさすがに「やばいだろう」と思いましたので。 |
学生B: |
僕は、Aさんを見て、考えないといけないな、と思いました。丸覚えはいけないですね。Aさんは、覚えないで徹底的に理解しようとしてましたから。 |
学生A: |
僕は暗記が苦手なんですよね。なので、(多くは)覚えないで後は出てくるだろう、という感じです。1・2年の暗記中心の科目が点が取れなかったのは、それも原因だったかもしれません。 |
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続いては、作業療法学科の学生さんです。 |
大塚: |
試験お疲れ様でした。今回の試験の感想はいかがでしたか? |
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学生C: |
結果については、不安な科目もありましたが、結果無事に終わりました。 |
学生D: |
僕も無事終わって良かったです。 |
大塚: |
勉強への向き合い方や、やり方で変えたことはあったのですか? |
学生C: |
検査測定実習を経験させてもらって、授業も違う視点で聞くことが出来るようになってきました。授業で言われていることがイメージしやすかったり、「あ〜そうなんだ」と若干理解して入ってきています。 |
学生D: |
去年までは、テスト前になって資料集めたり,友達に聞いたりして受け身的でした。今年は自分でやりました。 |
大塚: |
そうなるのに、何かきっかけがあったんですか? |
学生C: |
自分が今後どういう分野に行ってみたい、というのがはっきりしたことですかね?今は精神科がいいな、と思うようになりました。 |
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学生D: |
僕は、身障分野がいいなって思いますね。可動域(※1)がどのくらい良くなって、BRS(※2)がどのくらい向上した、っていうことが目に見えて分かる分野の方が自分には合ってるのかな?って思いました。
勉強については、今までは60点が目標だったんですけど、それだと50点しかとれないので、80点位を目標にして、やっと70点、60点がとれるようになりました。授業で聞いた内容を、自分で問題を作ったりして勉強していましたね。 |
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※1 |
関節可動域のこと。全身の各関節がどの程度動くのかを評価・治療していく。 |
※2 |
Brunnstrom Recovery Stage(ブルンストロームステージ)の略。片麻痺の方の体の動きやすさの程度のこと。 |
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どちらの学生さんも、非常に大きな気付きを得て、勉強に良い成果が出ているようでした。在校生の皆さんも、また高校生の皆さんも参考になるところがあるのではないでしょうか。
久留米リハでの勉強量は、他のリハ学校同様大変な量ですが、彼らのように自分のペースが掴めてくると、勉強を楽しめてくるのかもしれません。しっかり地道にやっていきましょう。 |
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